コンタクトレンズ処方・購入
●眼鏡をお持ちでない方は基本的にコンタクトレンズの処方はできません。まず最初に眼鏡を作成していただきます。
●新規のコンタクトレンズ処方は完全予約制になります。診療時間終了の1時間前までのご案内となります。着脱が出来るコンタクトレンズ使用歴がある方はそのかぎりでは有りません。また、
●コンタクトレンズ処方は当院の取り扱いのあるものに限らせていただきます。メガネ処方ご希望の方は現在使用中のメガネ、コンタクトレンズ処方ご希望の方は現在使用中のコンタクトレンズの種類(メーカーや度数など)が分かるもののご持参をお願い致します。
コンタクトレンズの種類
コンタクトレンズはさまざまな種類があり、異なる視力補正ニーズや好みに合わせて選択できます。主要なコンタクトレンズの種類には以下のものがあります。
1. ソフトコンタクトレンズ
- ソフトコンタクトレンズは柔らかく、
柔軟な素材で作られています。多くの人に適しており、 視覚補正や装飾用途に使用されます。 - 日常的な使用、スポーツ、
アクティブなライフスタイルに適しています。 - 1day、2week、などさまざまな着用スケジュールがあります。当院では1day、2weekのみとなります。
2. ハードコンタクトレンズ
- ハードコンタクトレンズは硬く、
通透性が高い素材で作られています。 特に高度な視力補正に適しています。 - 眼の形状に合わせて製作され、
長期間使用することができます。 - フィッティングが重要であり、初めての装着には適応期間が必要です。
3. カラーコンタクトレンズ
- カラーコンタクトレンズは、
視力矯正と同時に目の色を変えるために使用されます。 - 単色、カラーグラデーション、
柄入りなど多くのデザインがございます。
4. 多焦点コンタクトレンズ
- 多焦点コンタクトレンズは、老眼(手元の視力低下)
の症状を緩和するために使用されます。遠方と近方の対象を見るための複数の焦点を備えています。 - 若干の慣れが必要で、向き不向きがあります。
5. トーリックコンタクトレンズ
- トーリックコンタクトレンズは、角膜の形状に合わせて設計され、
乱視の矯正に使用されます。 - 乱視をお持ちの方は積極的に使用されることをおすすめします。
コンタクトレンズの選択プロセス
コンタクトレンズを選ぶ際には、いくつかの重要なステップがあります。以下は、コンタクトレンズの選択プロセスの一般的なステップです。
1. 医師の診察
コンタクトレンズを使用する前に、医師の診察を受けることが重要です。眼の健康状態を評価し、コンタクトレンズの処方が可能かどうか、その他の疾患が隠れていないかを判断します。
2. 試着と適合性の評価
処方箋をもとに、医師またはコンタクトレンズスペシャリストが適切なコンタクトレンズを提供します。試着し、適合性と快適さを確認します。調整が必要な場合、再調整が行われます。
3. トレーニングとケアの指導
コンタクトレンズを初めて使用する場合、使用方法、取り扱い、お手入れの方法についてのトレーニングが行われます。これにはコンタクトレンズの装着と取り外し、清掃、保管が含まれます。
4. 処方の更新とフォローアップ
定期的なフォローアップ診察が必要です。一般的に最初は1dayコンタクトレンズのお試し処方を行います。装用に問題がなければコンタクトレンズをご購入いただきます。
コンタクトレンズの使い方
コンタクトレンズの正しい使い方を理解し、実践することが重要です。以下は一般的なコンタクトレンズの使い方のガイドラインです。
1. 手洗いと乾燥
コンタクトレンズを取り扱う前に、よく手を洗い、清潔なタオルで手を乾燥させましょう。手指に残る水分はコンタクトレンズに悪影響を及ぼすことがあります。
2. コンタクトレンズの取り扱い
コンタクトレンズは指先を使って取り扱います。爪を使わず、やさしく扱いましょう。
3. 装着と取り外し
指先にコンタクトレンズを乗せ、眼球に装着します。取り外す際も指先を使って注意深く行い、レンズが破損しないようにしましょう。
4. お手入れ
コンタクトレンズのお手入れは非常に重要です。指定された保存液を使用してコンタクトレンズを保管し、レンズケースを清潔に保ちましょう。
5. 着脱のスケジュール
処方箋に記載されたスケジュールに従ってコンタクトレンズを着脱しましょう。デイリーディスポーザブルの場合、毎日新しいコンタクトレンズを使用します。
6. 不快感や異常を報告
コンタクトレンズを装着中に不快感、異常、赤み、かゆみなどが発生した場合、すぐに医師に相談をしてください。
コンタクトレンズのお手入れ
コンタクトレンズのお手入れは、視力の安全性と快適さを保つために不可欠です。以下はコンタクトレンズのお手入れに関する基本的なガイドラインです。
1. 手を洗う
コンタクトレンズを取り扱う前に、必ず手を洗って清潔にしましょう。無香料の石けんを使用し、よくすすぎ、清潔なタオルで手を乾燥させます。
2. コンタクトレンズを取り扱う
コンタクトレンズを取り扱う際には、爪を使わず、指先を使用します。爪でレンズを引っかけないように注意しましょう。
3. 保存液を使用
コンタクトレンズを保管するために指定された保存液を使用しましょう。保存液を交換する際には、新しい液体を使用し、古いものを捨てます。一般的な保存液(マルチパーパスソリューション:MPS)は殺菌効果が弱く、角膜潰瘍など重篤な疾患を引き起こしやすいです。ヨード剤か過酸化水素剤を含有した保存液をおすすめ致します。
4. コンタクトレンズケースの清潔
コンタクトレンズケースを毎日清潔に保ちましょう。使用後に洗浄し、空気乾燥させることが重要です。1ヶ月に一回はケースを新しいものに交換しましょう。
5. 指定された装着スケジュールに従う
コンタクトレンズは1日8−10時間の装用が目安です。また週に2日間はコンタクトレンズを使用しない日を設けましょう。
6. 異常を感じたら
コンタクトレンズを装着中に不快感や異常を感じた場合、直ちに眼科に連絡しましょう。
7. お手入れ用具の定期的な交換
お手入れ用具(コンタクトレンズケース、保存液容器、
定期的なフォローアップと処方の更新
コンタクトレンズを使用する際、定期的なフォローアップと処方の更新は重要です。以下はその理由と重要性です。
1. 視力のモニタリング
定期的なフォローアップ診察は、コンタクトレンズを使用している間に視力の変化をモニタリングするために必要です。視力が安定しているか、変化があるかを確認します。
2. 眼の健康
眼科医は眼の健康を確認し、コンタクトレンズの装着による問題を早期に発見するのに役立ちます。眼の炎症や感染症の兆候を監視します。
3. 処方の更新
処方されたコンタクトレンズの装着スケジュールやパラメータ(曲率、直径など)の調整が必要な場合、新しい処方を提供します。
4. 快適性の確認
コンタクトレンズの快適さや適合性に問題がある場合、調整を行い、快適な視力矯正を提供します。
まとめ
コンタクトレンズは視力補正や装飾目的で幅広く使用されています。コンタクトレンズを使用する際には、眼科医の診察を受け、正確な処方を受けることが重要です。コンタクトレンズの選択、使い方、お手入れ、定期的なフォローアップに気を付けることで、快適な視力矯正が実現できます。コンタクトレンズを正しく管理し、視力と眼の健康を維持しましょう。